生い立ち
物心付いた頃には2人目の義父と生活をしていた。
この義父は酒を飲むことはなかったが、定職にも付かずパチンコばかりやっている、ろくでもない義父だった。
母親が少ないながらに貯金をしていたお金にも手をつけ、全てをパチンコに使った。
僕が親と出掛ける場所は決まってパチンコ屋だった。パチンコ屋の駐車場が僕の遊び場。
小学校5年生
今でも忘れられない光景を目にする。
パチンコで負けた義父が、包丁を母親に突きつけ殺そうとしていた。
母親は命からがらその場から逃げ出す事が出来たが、母親が遠くに逃げられないようにする為なのか、それとも母親が逃げ出したことでさらに怒り狂ったのか、義父は自分の車を母親の車めがけて何度も何度も突っ込んで母親の車を壊していた。
僕はその一部始終を見ていた。
その後、当然の如く母は離婚した。
2度目の離婚だった。
僕は、その後2度の転校を経験した。
中学生時代。
3人目の義父と暮らすようになった。
中1に上がると直ぐに虐めをうけ始める。
主な虐めは無視だった。
中2、グレ始める。この頃には虐めはなくなり、無視していたグループの中心人物になっていた。
中3、刺繍の入った学ランを着て登校し始める。
生活は貧しく、雇用促進住宅に住んでいたので、刺繍代は新聞配達で稼ぐ。
教師を殴り、傷害、教師の車を壊し、器物破損で初めて調書を取る。
その他、無免許運転で再び調書を取り、保護観察処分となる。
学校に行く用事は、給食を食べに行くことか、部活のサッカーをやりに行くだけでろくに勉強をしていない。ちなみに、サッカー部ではレギュラーだった。
中学卒業後
高校には進学せず、暴走族に入隊。
暴走族時代。
愛車はCB250Tのバブちゃん。
鑑別所3回。
啓徳技能訓練所1回(別名、東北少年院)。
結婚、子孫繁栄、離婚。
大工、鳶、鉄筋屋、工場、居酒屋、焼肉屋、パチンコ屋、キャバクラ、ホストと職を転々とし、ろくでなし人生をエンジョイしていた。
20歳にして経営者になる。
当時、お世話になっていた人から、店舗型の風俗店、イメクラを貰うことになる。
店舗家賃60万(毎日2万円の支払い)と経費を差し引いても、手取り70万位はあったと思う。どんぶり勘定だったからいくら稼いでいたかもあいまい。稼いだ月で100万以上は余裕で超えていた。
稼いだお金は、酒と女遊びに消えていった。それでもお金が足りず、消費者金融からお金を引っ張っては遊びまくっていた。
勿論、そんな生活は長くは続かず、突然終止符を打たれた。
当時、僕が住んでいた街には新しくプロ野球チームが出来て、それ以来風俗店の取締りが厳しくなっていた。
店舗型の風俗店は許可が下りず、僕のお店は無許可の違法風俗店。
案の定、お巡りさんが店にやって来てきた。
不幸中の幸いだったのが、摘発ではなく警告に来ただけだった。
摘発を避けるため、店をたたみ、派遣型の風俗店をやろうとも思ったが、
以前から興味があった東京に上京を決意。
六本木の高級クラブで働き始める。
1年ほど働いた後、当時転がり込んでいた彼女と別れ、住む所がなくなりそんな時目にした求人広告に寮付き、即入寮OK,月収30万以上と書いてあった求人広告を見つける。
とりあえず、住む場所を確保して、また夜の世界に飛び込むつもりで面接に行ったのが新聞屋。
ここから7年にも及ぶ長い新聞屋生活が始まる。
再起をかけて働いてみたはいいが、
目標も夢も何もなく、なんとなく生きていた。
生かされていたのかな。
毎月不思議な現象に悩まされる。
給料日から1週間が過ぎると、貰ったはずの給料がなくなっている。
何に使ったのかよく解らない。
きっと妖精の悪戯なんだと思っていた@w@ノ
貯金もなく、毎月前借をしていた。
地元にいた頃はあんなに稼いでいたのに。
今ではこれだけ。
誰が悪い?
会社が悪い。
客が悪い。
と、自分の能力不足を認めず、他人を非難ばかりして生きていた20代半ば。
そんな中でも、したっていた人がいた。
兄貴的存在。
仕事に本気、遊びにはもっと本気。
男気溢れる九州男児。
僕と同じく学歴がないのに、どこかでビジネススキルを学んだ訳でもないのに、年収は僕よりはるかに高い。
上司からの信頼も厚い。
女にもモテる。そして、男にもモテる。
人間としての魅力が僕とはかけ離れすぎていて、怖くなったりもした。
救いだったのは、この兄貴に可愛がられていたことだ。
いつからか、この人みたいになりたいと思い始めていた矢先に、
事故でこの世を去る。
あれから何年たったのかな。
代りに僕が大きな人間になると決めたのに、ろくでなしの生活が体に染み付いていて、中々前に進めていない。
このままでは終われない。兄貴のような器の大きな男になって生きたいと、思えば思うほど空回りしているような日々が続いる。
そろそろマジで自分を変え、そして、人生を変えていかなければいけない。
このままじゃ糞みたいな男で終わってしまう。
そんな人生はもう嫌だ!!
そんなある日、書店でたまたま手にしたのが本田健さんの書籍でした。
書籍の中で本田さんは、成功者になるにはワクワクするような事を仕事にしなくてはいけない。と書いていました。
そんなワクワクするような事を仕事に出来たら苦労なんてしねーよ!!
心の中でそう思っていましたが、成功者とワクワク、という2つのキーワードが頭から離れず、その本を買って帰りました。
本の中で、自分はいったい何者なのか?これから何をしたいのか?
どんな人間になりたいのか?を、深く考えさせられる内容で、読み終わる頃には僕の心はクタクタになっていたのを今でも思い出します。
自分で自分のことを全く理解していないことに気が付かせてくれた、本田さんの本にはとても感謝しています。
この本と出会ってからゆっくりではありますが、自分のことを考えて生きてきました。
そんな中、収入を増やしたいと考えネットで知ったのがせどりでした。
えっ??
中古の本を売って月100万も稼いでるわけ@@
はぁっ?ブックオフで本仕入れられるの?
家の近くにブックオフあるわ~!!
さっそくせどらーさんのブログを読み漁って、書いてあることをマネしてせどりに挑戦してみたんですが、確かに仕入れた本がアマゾンで売れるんです。
初めて売れた本の粗利は30円くらいだったと思いますがw
金額よりも、せどりが楽しくて楽しくて閃いたのです。
あっ!!ワクワクする仕事見つけた!!ってねw
そして今ではせどりで独立法人化していくことを人生の通過点として歩いています。
せどりを通じて、経済的豊か、愛情豊か、精神的健康、肉体的健康。
この4ジャンルを追求して幸せに、自分と向き合いながら生きていけるように日々奮闘しています。
そして、九州男児の兄貴のように、人間の魅力を積んでいきます。
ここまでお読みに成り、ろくでなしの人生を生きてきたぼんくらなんて興味ない、ましてやブログなど読みたくないと、思われる方もいらっしゃるとは思いますが、ろくでなしの人生を生きてきたからこそ、見てきたもの、感じることがあります。
このブログが誰かのためになるかもしれない。
そんな大それたことは言えませんが、まずは自分のためになるブログにしていくつもりです。
その中で、同じように悩んでいる誰かのためになれたら幸いです。
学歴もなければ、文章能力なんて持ち合わせておりません。
読みにくい文章、また、不愉快な言葉の使い方などあるかもございませんが、どうぞ宜しくお願い致します。
天空海闊(てんくうかいかつ)
大空にさえぎるものがなく、海が広々とはてしなく大きいこと。転じて、度量が大きく包容力に富むこと。
このように生きるのが今の僕の目標です。
これでドチザメ閣下の自己紹介を終わらせて頂きます。
貴重なお時間を割いてまで、お読み頂きまして誠にありがとうございます。
ここで知り合いましたのも素敵な縁だと思います。
ありがとうございます。
感謝しております。
ドチザメ閣下